1日 土曜日
お客さま Yさまから ラインが来ました
このYさまは
約4年前に 投資用ワンルームを 買ってもらって
約2年半前に 自宅マンションを 売らせてもらった
お客さまです
とある ポータルサイトで 物件を見つけて
その物件を買いたい との依頼でした
早速 物件を調べます
まず ラインで教えてもらったサイトを見て
その物件を掲載してる 不動産会社に電話
ワタシ
「エイトコーポレーションの赤山と申します。 ○○に掲載してる物件 ○×△マンション 1150万円は紹介可能ですか?」
業者
「業物です」
*業物とは その会社が物件を直接預かってるのでは無く 物件売却を依頼されてる(物元)のは別の不動産会社であるから お客さんが居る場合は物元業者に話をしないといけません
ですから Yさまに
「業物って言うてますから 物元を探しますが 正直見つかるかどうか分かりません ですから この物件をどうしても買いたいのでしたら ワタシの事は気にせずに サイトの会社に直接 問い合わせてください」
(「見つかるか分からない」のは物件の囲い込みかも知れないからです)
って伝えたら
「いや 社長から買いたいから 待ちますわ」
って 嬉しいことを言ってもらいました
と言うことで
次は 物元探しです
近畿レインズで物件検索をして
普通は ここで物件が見つかります
がっ ありません
○×△マンション 1150万円 は登録されてません
物件を隠すために 登録してないか
そもそも そんな物件は無いか
どっちかです
次の手
物元業者を探すのを諦めて
売り主を 直接捜します
パンフレットの平面図を手に入れて
面積から 部屋を特定します
(同じ面積の部屋が8件も有りました)
部屋が特定出来たら 登記簿から
所有者を調べます
ただ 所有者を調べても
今どきは 電話番号案内に掛けても
「ご登録がありません・・」ってのが多いから
なかなか 所有者までたどり付けません
唯一の望みは 法人が所有してること
法人なら 電話番号を調べる事は簡単です
8件中1件が法人所有で
他の7件は電話番号が分かりませんでした
ですから その法人(不動産会社)に電話して
「ご所有の ○×△マンションですが売却中や 売却予定では有りませんか?」
って 尋ねたんですけど
今は売るつもりは無い って答えでした
後は 登記簿に有る住所に手紙を送る事ぐらいしか
手はないのですが
売り主に繋がるかどうか分からない
そのやり取りをやってる間に
物件が売れてしまうかも知れませんし
そうなると Yさまに迷惑がかかるから
この時点で Yさまに電話しました
上記の事を説明して
「残念ながら 見つけられませんでした 売れてしまうとダメなので サイト掲載業者に 直接問い合わせてください」って
Yさま
「社長 忙しい目をさせてスイマセン 一度電話して見ますわ」って
あ~あ せっかく 声掛けてもらったのに~!
残念!!
まあ 仕方ないですね
でも Yさまが良い物件を買えたから 良しとしよ
で 話は終わらず
3時間後 Yさまから電話
「社長 おとり広告でしたわ!」
やって
聞くと
その会社に問い合わせをすると
「この物件は売れてしまったんですけど 他に階数違いで 1480万円の物件が有ります・・」
って 他の物件のセールスをされたそうです
1150万円で引っ掛けて
1480万円の物件を紹介する
典型的なパターン
って言うか
典型的 古典的 過ぎて「うそやろ~」 って感じ
まだまだ 恥ずかしい業者がおるもんですわ
業界の恥!!