4月に亡くなった 親父の四十九日法要でした
本当は 親戚にも参列してもらって行いたいところですが
コロナ禍でしょ
私の家族と 姉の家族だけで
ほんと 極々 少人数の四十九日法要になってしまいました
これで 一区切りですね
親父は 男5人兄妹の長男 戦前生まれ
「長男」として育てたれたらしく
強烈な個性の持ち主でした
生き様も 豪快というかハチャメチャ
父親としては かなり点数低いですけど
男としては 楽しいええ生き方やったと思います
メチャクチャすぎて 真似はできません
小さい時は 怖い怖いお父さんで
中学生ぐらいからは 反発しか無かったです
大人に成ってからは 反発は無くなりましたけど
仲の良い親子 と言う感じではなかったですね
そんな親父ですが
10年前に 大動脈解離という病気で死にかけまして
それを機に ずいぶん大人しくなって
お袋が 入院したときは 半年間毎日
見舞いに行ってくれました
(昔なら絶対に考えられへん行動です)
大動脈解離を起こしてからも
周りと比べると 元気な爺さんやったんですけど
大腸癌が見つかり ストーマ生活を余儀なくされて
3年前には 乖離したところの動脈が瘤になってると言われ
「手術をしないで瘤が破裂したら即死 今なら元気だから手術にも耐えられる」
「この手術は少なからず経験してるから大丈夫 最大限リスクを回避しながらやりますので・・」
などと 心臓外科の医者から勧められて
迷いに迷ったあげく(最初は 手術しないと言ってました)
手術を受けました
結果論ですが これがアカンかった
血栓が脳に飛んで 軽い脳梗塞を起こして
右手が少し不自由になって
(少しと言っても 字を書くとミミズが這ってるような字しか書けなくなりました)
肺に水が溜まるようようにもなりました
心臓手術前は
自転車に乗って 梅田や難波へ出掛けたり
友達等と 半日も麻雀したり
近所の人等と カラオケに行ったりしてたんですけど
肺に溜まった水を抜く為の入退院を繰り返してると足腰が弱って
ほとんど家から出んようになってました
どんどん弱って行くのを見てると可哀想でしたね
最後は 食事が出来んようになって
3ヶ月ほど入院して 老衰で亡くなったんですけど
コロナでしょ 面会も出来へんかったし
淋しかったと思います
いやいや 親父の亡くなるまでを書こうと思ったんとちゃうんです
お袋が亡くなった時にも 感じた事なんですけど
上手く言われへんのですが
ピラミッドの頂点というか
上の層というか
“上” が居なくになって 自分が一番上になってもうた
って事です
ワタシも そこそこの歳ですし
親を頼ること無く 生きてますし
子育てもしてます
立派かどうかは別として 大人です
けど 家系図的に言うと 序列はまだ上が居たんです
その親が2人とも亡くなった
と言うことは
なんと言うたらええのか 不思議な感覚です
ただ淋しいとか そんなんと違うんです
な~んとも言い表されへん 不思議な感覚です
なんて言うたらええのかなあ~
難しいなあ
分かりますかねえ~?
分からんか
感覚的なことやから まあええわ
今思うのは
家系図の上位では 嫁さんのお母さんが
まだ元気にしてくれてるから
元気なウチに 親孝行しよ って事です