書くか書くまいか?
オヤジの事です
昭和11年1月生まれ 83才
戦前に 5人兄弟の長男として生まれました
叔父さん達に聞くと
『小さい時から 食べるももの 着るものも 兄貴だけ特別扱いやった』
との事です
そう 長男として育てられたんです
この “長男として育てられた” のと
元来の 気性 性格が相まって
息子のワタシが言うのもなんですが
メチャクチャなオッサンでした
メチャクチャやから 合わんのです
子供の頃は ただ怖いだけ
思春期になると 反発しかなかったです
ワタシが結婚して やっと
大人の男としては羨ましいような生き方やな
と思えるようには 成ったものの
父親としては 0点付けてました
そのオヤジとは 色々有りまして
20年近く ほぼ断絶状態
年に1回ぐらい 電話で喋るくらいでした
それが 8年前に 大動脈乖離で倒れまして
散々苦労を掛けられたお袋さんが
「可哀想やから 行ったって」って言うもんやから
東京まで迎えに行ったんです
その後 東京のマンションを引き払い
大阪で 気~よう生活してたんですが
8年前 大動脈乖離を起こしたところが
大動脈瘤に成ってるって
主治医が変わった途端
「手術をするか・・」て話になって
要は このまま放っておくと
瘤が破裂して即死するリスクを 抱えたままの生活になる
それを避けるためには 手術しかない
幸い年の割には元気そうなので 手術には耐えられると思う
ただ その選択は 本人次第 との事やったんです
オヤジも 最初は 「やらん」って言うてたんですけど
色々な人に話を聞いたりするウチに
「やる」って言い出して
ワタシは 大丈夫かいな と思ったんですけど
最後は本人の選択ですから
先月21日に 手術をやりました
11時間の大手術でした
手術をするにあたっての説明では
「心臓の手術をする事によって 脳梗塞を起こすリスクが有ります ただ そうならないように細心の注意を払って・・」って事でした
手術が終わって
はい キッチリ 脳梗塞を起こしたみたいです
ただ 大きさ 場所を 考えると
重篤な状態には成らない とは言ってもらいましたけど・・
術後 1週間は
指が動かない 会話が成り立たない 突然 眠りに落ちる
こんな状態でした
3週間経って 少しずつ良くなってようには見えますが
相変わらず まだらボケ って言うんですか
そんな状態の時が有ったり
携帯電話の掛け方が分からん って言うたりしてます
これが 手術後独特の症状なのか?
脳梗塞によるものなのか?
もう少し様子を見ないと分からないらしいです
人一倍元気で 横暴で ムチャクチャやったオッサンが
元気 覇気 無く ボンヤリしてるのを見ると
可哀想に成ります
今日も 「もうアカンかも分からんで・・」って
弱気なことを言ってました
色々有りましたけど 親は親です
お袋が1年ちょっと前に亡くなってますから
オヤジには 少しでも長生きして欲しいと願ってます
それも ヨイヨイじゃなく 元気で
東京オリンピックを楽しみにしてましたから
年も年ですけど 回復して欲しいなあ と思います