8月の終わり
エステートマガジンの定山社長から
『赤山さん ○号室の人 遅れる事はあっても必ず家賃を持って来るんですけど 今月はまだですねん 電話も出えへんし・・ 今日一日待ってみますわ・・』
って 電話が有って
嫌~な予感がしたんです
だから 一日待つよりも 直ぐに行こ って
その日の夜 いつもより仕事を早く片づけて
定山社長と 現地で待ち合わせしました
その部屋の前で チャイム押して
ドア叩いて ○○さ~ん って呼びかけるも
返答無し
ドアポストから 様子をうかがうと
ぷ~ん と嫌な臭い
管理用の合い鍵で 明けることにしました
鍵を差し込んで解錠して
ドアノブ持って ○○さ~ん って
玄関を明けたら
ガッチャ~ン って
中ならチェーンが掛かってました
アウト 確信しました
警察を呼んで 消防を呼んで
その日は てんやわんやでした
警察官に聞くと
外から施錠がしてあって 室内は物色された跡が無いから 事件性は低いと思う
見た感じからしたら 病死と思われる
って事でした
翌日 このことを S不動産に伝えて
売却するのを 中止にしてもいいとも
伝えました
と言うのもね
この事は 不動産取引における【告知事項】
になります
また 通常 この部屋の次の募集条件は
今までよりも 安い家賃設定に成るはずです
と言うことは
今までの家賃総額よりも 下がりますから
今決めてる価格では 利回りが落ちるんです
同じ利回りでの 購入を考えると
価格を下げざるを得ないんです
ワタシの頭の中は
売りたくって仕方なかった物件ではないので
この “事故” を理由に
足元を見られるように 値段を下げられてまで
売りたくは無い
だから S不動産には
『この “事故” があったので 全く値段を下げない とは言いませんが 大幅に下げるのなら この話は無かったことにしてください』 って言いました
内心
絶対に無茶は言うて来ない
そこそこで落ち着く って思ってました
一旦
足元を見られてまで売りたくない
売らんでええねん
って カマシを入れて
おっ このオッサン 売らんのか!?
あんまり値段交渉したら 売りよらんな!?
って
値段交渉がしにくいようにしたんです
と言うのも
S不動産は 後ろにCが居るから
絶対に買いたいんです
買って Cに売って 儲けたいんです
エンドユーザーが相手なら
こんな駆け引きはしませんが
相手もプロ
不動産屋同士の 駆け引きです
結果
その部屋の 家賃1年分相当の値引きと
直ぐ賃貸募集が出来るようにキレイにする
って条件で 交渉が成立しました
話がまとまれば
後は す~っと取引が完了しました
Cがどうなったかは 知りませんよ
“事故” の告知を受けたのか
ワタシが 値引きしたのと同じだけ
安くなったのか
S不動産→Cの 取引の詳細は分かりません
幾らで売ったのか? どころか
Cの名前すら知りません
ええっ!? これやったら
ただワタシが 自社物件を売った
って だけの話ですやん
スルガ銀行は 何処にも出て来てませんやん
いや 後日 驚愕の事実が・・・
長くなったから 今日はここまで
ウソです 書きます
後日 S不動産の担当さんの仲介で
土地を買わせてもらう 機会がありました
その時に聞いた話では
A(当社)→B(S不動産)→C(最終買主)
と思ってたのが
A(当社)→B(S不動産)→C(不動産会社)→D(最終買主)
って 1人増えてるやん
2回も転がったらしいです
幾らずつ乗せたかは聞けませんが
ワタシの想像では
Dは ワタシの売値より
2割ぐらい高く買ってると思います
スルガは(はい ここで やっと出て来ました)
どんな担保評価をしたんでしょうか?
転がってる 乗ってる価格が
適正価格と評価したんでしょうか?
もう一つ 後日談が
今年になってから
スルガの融資が問題になってから
ある人から 電話が有りました
「○○法律事務所の 弁護士○○です 御社が売り主で売却した ○○マンションの事でお尋ねしたいことが有りまして・・」 って
聞きたいのは 売却時の入居状況でした
「先生とは 直接の取引関係に有りませんので お答えする事は出来ません すいません」
って答えて ワタシ逆に質問しました
「何かおかしな事有ったんですか? 例の “スルガ” ですか?」 って
そしたら
「いや 今はまだ その段階ではありません」 やって
新聞や 報道で言われてるような事が
有ったんやろか??
有ったんやろね!!
あくまでも
想像 ゲスの勘ぐり ですけどね