今日は 不動産業界の アホなヤツの話
まず １つ目
不動産業界には “抜き” と言う言葉があって
“抜き行為” とは 他社のお客さんを取る
行為の事です
昔 私がこの業界に入った頃は
“買い主を抜く” なんて悪い業社も
たまに居ました
どうするか言うと 商談に入るときに
「購入申し込み」 と言う書類を
買い主側の業者【Ａ】から
売り主側業者【Ｂ】に 渡すのですが
【Ｂ】が その書類に書いてある
購入希望者の 住所を尋ねて行って
「Ａを飛ばして ウチで直接取引させてください」
って やるわけです
こんな事をする業者は ごく希でしたけど
ワタシが若い頃は 先輩社員に
『購入申し込みの 買い主住所は 黒く消して渡す事』
って 教えられましたもん
ただ さすがにこんな事する 悪い奴らは
姿を消したような 気がします
最近は ほとんど “買い主を抜かれた”
って 話は聞かなくなりました
もう一つの “抜き” は
今も 一部の業者が 得意とする
“売る主を抜く” “物件を抜く”
って 行為です
これは どうするかと 言いますと
我々の業界では お客さんから
売却の依頼を受けると
指定流通機構
大阪なら 近畿圏不動産流通機構
と言う所に 売り物件情報を 出すわけです
何のためか？？
広く流通を促すためです
そうすると 不動産業者は
その情報を見て そこに売る物件が
あることを知ります
ほんで どうするか？
直接 行くんですよね～
『売らせてもらえませんか？』 って
これ やったらアカン事ね
多くの不動産業者は 売り物件を預かる為に
日々弛まぬ努力をしてるんです
肉弾戦で ポスティングをしたり
知恵を絞って ＷＥＢ戦略を立てたり
コストを掛けて 折り込み広告したり
そんな努力の結果
やっとのことで お預かりした大切な物件を
流通機構の “売り物件がそこにある”
情報を見て “抜きに行く” って
悪いでしょ～ ずっこいでしょ～
こんな 卑怯な行為は
絶対にやったら アカン事です
てか 基本的は 最低限のルールも
守られへん ヤツに
大切な物件を 任せても
ちゃんとした仕事が 出来るわけないですわ
でもね この “抜き” を得意にしてる
会社が 存在するんですよね
ワタシも 昨日やられました
結果 売り主さんが
「エイトコーポレーションに任せてるから お宅は要りません！」
って はっきり断ってくれたから
“抜き未遂” に終わったんですけどね
昨日 売り主さんに 用事があったから
電話をしたら
「さっき Ｆから 電話有ったよ」
「『お客さんが居るから ウチにも任してくれ』 って言うてたわ」
って
考えてみてください
ウチは 流通機構に “売り物件がそこにある”
って 情報を出してるんですよ
ホンマに 『お客さんが居る』 んやったら
ウチに 言うて来れば いいことです
こういうのを “抜き” って言うんです
売り主さんから 店舗名も 聞いたから
すぐに 店長宛に 抗議の電話を入れたんですよ
そしたら
「過去の問い合わせリストで 電話してるんで 偶然とちゃいますか！？」
やって
さすが 専門業者！
言い訳も 慣れてます
スラスラ出てきましたわ
うん 確かに ４年前
マンションを探してる時に
ウチ以外の 不動産屋にも問い合わせをしてたでしょうから
Ｆも その一社だったんでしょう
でもね 流通機構に情報が出て
ウチがお預かりしたことが 分かった時点で
電話したり 尋ねて行ったら あきませんわ
完全に アウト
ワタシが言いたいのは
こんなルールも守られへん会社に
大切な 不動産を預けて
ちゃんとしてくれるハズが無い ってこと
熱意の傘 （← このＣＭ ちょっと古いか）
とか言うてる場合とちゃうで ホンマ
仕事が早い とかも言うてるなあ
うん 流通機構に登録して直ぐやったわ
確かに 仕事が早い やわ
もう１つ
ウチがやられた
「そんなん 無しやわ～」
「無茶したら あかんわ～」
ってのを 書くこうと思ってましｔけど
たいがい長なったから 今日は おしまい です
また 今度書きます
